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引渡しの時に想うこと

先日、またひとつ木の家を引き渡ししました。

私たちの家づくりでは引き渡しの時に、テープカットしたり、赤い絨毯を引いたり、お礼の手紙を読んだりと特別な演出は一切しません。

出来るだけそっと住まい手のもとへ木の家をお渡しします。

よく引渡す時に、設計した方や施工した方がなんだか寂しい気分になったり、娘を嫁に出すような気分なんていうことを聞きますが自分はそういう気持ちにはなりません。

設計した自分はこの木の家のことを隅々まで知っています。なにが起きても対応できます。

しかし、住まい手にとってはいきなり暮らしがスタートするわけです。

ほんとうに思い描いた暮らし方ができているのか?

そんなことを考えると、引き渡しで寂しいなんていう気分には到底ならないわけです。

木の家はあくまでそこで暮らす方の道具のようなものです。

定期点検を継続するのは住まい手の暮らしを、我々のつくった木の家がしかっりと寄り添っているかどうかの確認をするためでもあります。

そんなことを引き渡し、取説の最中ずっと考えています。

その日を特別な日にしないように。

ずっと責任をもって家守りをすると宣言する日なのです。

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# by oz-works | 2020-03-19 18:03 | Comments(0)

自分らしいライフスタイルというものがあるような無いような…そう思うことがよくあります。
住む人の暮らし方、ライフスタイルという言葉をこの業界では簡単に使いすぎだなと感じます。

そこに論理的な根拠も科学的な根拠もなく数値化することもできないとしたらそれは感覚でしかないわけです。
それを出会って数週間、ましてや数回会うだけでその人のライフスタイルを読み解くなんていう神業を私は体得していません。

でも、木の家を造らせて頂いて、その木の家に住んでから始まるライフスタイルにはいくつも出会いました。
私自身も冬はあまり好きではありませんでした。
薪ストーブのある暮らしをはじめるまでは。

高性能な木の家はどこも同じ室温となります。
そこに薪ストーブなどでしっかり暖房すると家の隅々まで暖かくなるのです。

そうなるともうどこに移動するにも苦にもならず、活動的になります。
活動的になれば代謝も良くなり健康的にもなります。
そして何より、寒い冬に薪ストーブの焔をみながらのんびり過ごすことが楽しみになりました。

ライフスタイルの提案なんていう神業はありませんが、自分たちのつくる木の家で新しい暮らし方、ライフスタイルを見つけることのお手伝いは出来そうです。
暮らしを纏うような木の家をひとつずつ丁寧に。
やはり自分にはそれしかありません。

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# by oz-works | 2020-02-19 17:51 | Comments(0)

住まいの性能を細分化

高性能な住宅の性能とは何を指しているのでしょうか。

住まいの性能を細分化しておくことが大切です。

大きく分けると、耐震性・断熱性・気密性・耐久性・省エネ。

その5つに経済性としてイニシャルコストとランニングコストを付け加えておくといいと思います。

家づくりを考える時にこの性能の細分化をしておくと失敗しない確率が上がります。

それをしっかりと取り組んでいるかを確認する方法が一つだけあります。

それは設計段階で数値化して検証しているか?ということです。

性能はすべて数値化できます。

私たちの家づくりは全棟構造計算、外皮性能計算、一次エネルギー消費量計算、光熱費計算、気密測定を実施します。

全棟実施ということが何よりも説得力があり、責任があると信じて継続しています。

性能と向き合い、そのルールの中で開放的なワンルームのような家づくりを実現しています。
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# by oz-works | 2020-01-04 19:40 | Comments(0)

こども達が集う木の家

先日引渡しを終えた木の家へ、薪ストーブのアクセサリーとナラの薪を届けに行きました。

せっかくの連休を薪ストーブで暖かい空間にしてゆっくり過ごしてもらいたいと思います。

暖かい家は自然とみんなが集まります。
引渡し直前に取付けた手造りのハンガーも忙しそうです。
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# by oz-works | 2019-12-31 17:35 | 家づくり | Comments(0)

住宅の性能も最近では随分と良くなりました。
冬暖かい家にすることはそれほど難しくありません。
夏涼しい家にする方が難易度が高いのではないでしょうか。

耐震性も断熱性能も設計段階で計算することが当然のようになることは住まい手にとって良いことです。
ただ、理論上と現実が同じとは限りません。

建物には少なからず隙間があります。
換気扇、エアコンのスリーブ、給排水管、コンセント、当然家中の窓にも隙間があります。

その隙間から、せっかく冷暖房した空気が逃げていきます。
施工の精度、建物の仕様によって1件ごとその数値は異なります。

Oz worksでは設計上の性能が確保されているかを確かめる為に全棟気密測定を実施しています。
家中の隙間がどれくらいあるのかを調べるのです。
その測定のタイミングは住まい手に引き渡す状態の時です。
施工途中の測定はあまり意味を満たしません。

よく断熱施工が終わった段階で測定している画像を見かけます。エアコンもキッチンもユニットバスもまだ施工されていません。
電柱から幹線の引込なども完了してない段階で測定しても参考にしかならないのです。

お施主様が住む状態。これで測定することが気密測定では最も重要なことです。
数値だけを比べるのではなく、実際に住む状態で測定してどうなのか?

これが設計上の性能と実際の性能の比較が出来る数少ない検証方法です。

構造計算、断熱性能の計算をしていない住宅会社に大事な住まいを依頼することはおすすめしません。
そして気密測定を全棟実施していない住宅会社も同様です。
燃費の解らない自動車を買うことと同じです。ポルシェやフェラーリは別として…

完全に完成した状態で測定するということはやり直しがききません。
それは大変覚悟のいることです。
誠心誠意、家づくりに向き合うとはそういうことだと思います。
これから家づくりを考える方にとって参考になれば幸いです。





家づくりで重要なこと ①全棟気密測定_e0412734_22245403.jpg







# by oz-works | 2019-12-17 22:31 | 家づくり | Comments(0)